【検証】ガンダムマーカーは使えるのか?

今回はガンダムマーカーについてお話させて頂きます。
どうしてもガンダムマーカーとなると
「初心者向け」「女子供が使うものだっ!」って聞こえてきます。
確かに私も昔そう思っていたんですけどね(w。
少し前に実験した画像が出てきましたので
こちらを使って解説してみたいと思います。

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上にある写真は「MG クロスボーンガンダムX1」になります。
1枚目の写真で言うと
左側が説明書通りに組み立てたもの、
右側がガンダムマーカーを使って仕上げたものになります。
どういった風に見えるでしょうか?
明らかに右側の方が見栄えが良いと思います。
とは言っても、右側の方ですが

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基本的にピンポイントでしか塗っていないにも関わらず
ここまで見違えるようになってしまうんですね。
更にクロスボーンガンダムX1自体、ライフルのグリップ以外は
継ぎ目消しが必要ない設計になっていることもあり
ガンダムマーカーで少し塗るだけでも変わってくるわけです。
こちらではスミ入れはスミ入れペンとリアルタッチマーカー、
他はアルコール系のガンダムマーカーで塗装しています。

なお、仕上げは水性ツヤ消しスプレーです。
スミ入れペンでスミ入れをするのは良いとしても
リアルタッチマーカーはどう使うのかと言うことになります。
リアルタッチマーカーは色数が多いこと、
更に消しペンも存在するので非常に使いやすいんです。
スミ入れの基本ですが
「黄色い場所にはブラウンを使う」ってのが常識だと思います。
しかし実際の所、オレンジでも良いんです。
黄色とオレンジは近似色であり
オレンジの方が色としては濃いので、相性は良いんですね。
この辺の技はエナメル塗料でスミ入れをする人であれば
充分使いこなせる技術ですけど
従来のガンダムマーカーでは難しかったものです。

それを可能にしたのがリアルタッチマーカーになるわけです。
ぼかし塗装に使うのも良いですが
気軽に高等技術やセンスに頼ることになる技術の練習にも使えるってのは
非常に魅力的だと思います。
是非「パーツの近似色でスミ入れをする」ってことに
挑戦してみることをお勧めします。
これで覚えればステップアップしていって
エナメル塗料でスミ入れをする際にも
この時の経験が役立つはずです。
09040604.jpg 09040605.jpg
更に次は自分の関係者の間で話題になった(?)
HGUCガンダムです。
最初の写真では2体ガンダムが並んでいます。
初めてこれを見て貰ったときに出した問題が
「どっちがガンダムマーカーで塗装したものに見えるか?」
でした。
解答としては半々。
右だという方もいれば、左という方もいました。
これの正解は右側なんです。
おそらくパッと見ただけでは判断は難しいと思います。
以前に別の場所でも同じような質問をしたことがありましたが
その際も半々に分かれました。

HGUCの場合だと継ぎ目消しが必要になってきます。
ですが、これを完璧にこなせるのであれば
ガンダムマーカーでも
ここまでの完成度に持ってくることも可能であるってことですね。
当然ガンダムマーカーなので
広い面積の場所に塗装するのは不可能に近いので
ピンポイント塗装のみと言う条件は付きますが
その気になればここまで出来るんです。
なお、ガンダムマーカーで作ったガンダムは
接着剤の乾燥時間を除けば5時間ほどで完成しています。
(左側のガンダムは20時間ほど)
私の製作速度での換算ですが
1/4の時間で出来てしまうわけです。
これから言えることは
如何に普段の私が手を抜いているかってのもありますが(w
ガンダムマーカーもその気になって使えば充分使えるってことです。
流石にコンテストに出すとなれば
不利であることには変わりませんが
しっかりと作れば充分に見応えのある作品になってくれます。
ガンダムマーカーも基本的に通常の塗料と同じです。
塗っては乾かし‥‥‥を最低2~3回やれば
ムラ無く綺麗に出来るんですね。

昔は大したこともなく「女子供が使うものだっ!!」って思っていましたが
やってみないとわからないってこともあるわけです。
ガンダムマーカーを甘く見ている方(笑)、とりあえずやってみたいと思う方は
一度実践してみることをお勧めします。
ちょっとの作業でここまで作ることは可能です。
特に継ぎ目消しなら問題なく出来る方であれば
必ずここまで持ってくることが出来ます。
そうでない方も練習がてらにやってみては如何でしょうか?
但し、最後の仕上げに水性ツヤ消しスプレーを使ってください。
これで全体の雰囲気が統一出来ます。

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